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ご質問
 

 ● 高齢者と暮らす住まいづくりのポイントを教えてください。

 ● キッチンとリビングをひとつにつなげるか、別にするかで悩んでいます。
    それぞれのメリットや留意点は何でしょうか。

 ● 家の中がどうしても片付きません。 何かコツがあれば教えてください。

 ● ペットと暮らす住まいづくりの注意点や工夫を教えてください。

 ● 「耐震リフォーム」ってどんなものですか?
    また、具体的にはどうやって行うのでしょう。

 ● 秋冬にお風呂場が寒くてたまりません。 どうしたらよいでしょう。

 ● 住みながらリフォーム工事を行うことは可能ですか。



高齢になると、健康な方でも身体機能は衰えるため、床の段差の解消や手すりの設置といった安全性の確保がまず第一です。
夜中のトイレのために足元灯をつけたり、ドアノブをレバーハンドルに変えたり、といったことも、
危険を予防して安全に暮らすための対策といえます。

室内の温度差に因る脳卒中などを防ぐには、できるだけ家の中の温度差をなくすことも重要です。
トイレや脱衣室に暖房機を設置して、あらかじめめ室内を暖めておくのもよい方法です。
また、エアコンやストーブといった局所暖房に頼りすぎると、部屋の暖かいところと寒いところに
対流(風)が起きてかえって寒く感じたり、ガラス面に結露が起きてしまいます。
サッシを二重のペアガラスにしたり、厚いカーテンをかけるだけでも効果はありますが、可能であれば、床暖房やパネルヒーターなど、低い位置からの輻射暖房をおすすめめします。

また、病気や怪我による症状がある方にはそれに対応したリフォームをしなければなりませんが、介護が必要な場合や、将来必要になることを考慮に入れれば、介護のしやすい設計、という点も重要になります。
 
高齢になると健康な方でも身体機能は衰え
るため、床の段差の解消や手すりの設置と
いった安全性の確保がまず第一です。
トイレや脱衣室に暖房機を設置して、
あらかじめ室内を暖めておくのも良い方法です。


最近注目されているのが、オープンスタイルのキッチン、リビングです。
キッチンとリビングのスペースが共有化されているため、部屋を広く効率的に使え、毎日の家事を行なう際の動線が短縮されます。
 
また、ホームパーティや家族みんなで家事に参加するような時には最適です。
キッチンがインテリアの大きな要素となるため、スタイリッシュで見栄えのする”見せるキッチン”が各メーカー主流となっています。

オープンスタイルの場合は、キッチン用品や食器などをうまく収納して、バックヤードとしてのキッチンをいかにすっきり保つかがポイントです。
オープンスタイルのキッチン&リビング

一方、キッチンとリビングを別にする場合は、仕切る割合により、完全なクローズドとセミクローズドのスタイルがあります。

クローズドは独立していて落着いたキッチン
スペースとなり、壁面が大きい分、収納量を
ふんだんに確保できるという大きなメリットがあります。
パントリーのついたクローズドキッチン

セミクロースドは最も多いスタイルで、リビングに視界が通りつつ作業場としてのキッチンをある程度隠すといった、オープンとクローズド両者のメリットをとりいれたスタイルです。

使い勝手や好み、ご家族の家事参加の度合い等から、ご自分にあったスタイルを選ぶことが大切です。
ダイニングと続いているセミクローズドキッチン


物が散らかったり片付かないのには、収納スペースが少ないという他に、収納スペースの位置に問題がある場合があります。
たとえばリビングでアイロンがけをするのに、アイロンやアイロン台がほかの場所にあったりすると、使い終わった後ついつい片付けそびれて出しっぱなしになってしまう、ということが起こります。
収納は、しまう物の量にあった適量と、しまう場所にあった適所、という2つの考え方がポイントです。リフォームでは、部屋ごとに何をしまうのかを考え直すことから始めましょう。
  

■ ケーススタディ(1) リビングの収納
 
 
    キャビネットには将来お仏壇
    を入れるためのスペースも
    設けました。
    扉ははずすことも可能です。
  
このお宅では、壁面を利用してリビングで使うものすべてを収納できるキャビネットを作りました。中には針箱、薬箱、工具箱、アイロン、アイロン台、筆記用具の箱、古新聞のストックボックス、小包を作るための紐やはさみがひとまとめになった入れ物などがしまわれています。
またファックス用の紙や雑誌を置くための棚は、3センチピッチに棚受けの穴が開いていますので、空間を隙間なく利用できます。収納量を増やすには、棚の段数を増やすのが、簡単かつ有効な方法です。

■ ケーススタディ(2) キッチンの収納
左は、キャビネットを組み合わせたキッチン背面カウンターです。

奥のトールキャビネット部分に食器類、手前のカウンター部分下には鍋や、保存容器類、吊戸には乾物類などが入ります。引き出し部分には、カトラリーや、ナプキンのほかにコップや小皿など、引き出しの方が取り出しやすいものも入れます。 
食器や細々としたキッチン用品の収納には引き出しはとても有効です。
 
また、オープンキッチンの場合は、キッチンの後ろの壁面部がインテリアの決め手にもなりますので、背面の収納や家電類を建具で隠してしまうという手もあります。
この場合は、手持ちのキャビネットをそのまま使うことが可能なので、コストダウンにもなります。
 
そして、スペースが取れればぜひ確保したいのがパントリー。ストックのための食品やビールケース、季節料理のための調理器具などをしまうのにも便利です。
 

■ ケーススタディ(3) 洗面所の収納


洗面所の収納には壁面収納がお勧めです。
奥行きは30cmで十分。
 
浅い収納が取り出しやすくてしまいやすく、また、ストック類なども一目瞭然で重複買いもなくなります。
これで収納量が足りれば、洗面カウンターの下のキャビネットをなくして、足元に通風のための窓を設けることもできますし、コストダウンにもつながります。
 

■ ケーススタディ(4) 寝室の収納
寝室には、できるだけ収納場所を確保したいものですが、間口が狭い場合は工夫が必要です。ここでは上下2段のパイプをつけて季節ごとに上下の入れ替えをするクロゼットにしています。また、左側のワイヤーかごは、ひとつのレールの手前と奥に2つのかごを差し込んで、手前のかごには今の季節に着るもの、奥のかごには季節外の衣類を収納しています。衣替えの時にも、かごを前後入れ替えるだけで簡単にすみます。
 

■ ケーススタディ(5) 書斎の収納
独立したスペースを確保できなくても、寝室などにカウンターを設置するだけで十分な書斎コーナーができます。上部や足元に棚をつければ本などの収納スペースも確保でき、狭くても機能的で使い勝手のよいスペースになります。
また最近ではどこの家庭でもパソコンでインターネットを使用しています。
外部との接続や、家庭内でのLAN配線、といったちょっと専門的なことも考慮しなければならなくなってきました。
 
写真は、書斎にハブをおいて家の中のネットワークをコントロールするために作った机の下のオリジナルのボックスです。
 


今やペットはご家族の一員であり、ペットを最も理解しているのは皆さまご自身です。
メーカーなどの既成の情報に流されすぎず、皆さまとペットの生活を改めて見つめ直し、設計者ときめ細かに相談しながら独自の共生住宅を実現してください。

ペットと快適に生活できる環境づくりの主なポイントは、
1.床や壁などペットにやさしい建材選び  
2.ペットの臭い対策で換気扇などの設置   
3.ペットの洗い場などそのペット特有の設備の必要性を検討
4.ペットの餌やペット用品などの収納計画
                
の4つです。
 


「耐震リフォーム」は、まず、現在の住宅の耐震診断を受けることから始めます。「日本木造住宅耐震補強事業者協同組合」(木耐協)による診断とともに、専門家による目視と合わせて耐震補強方法を決定していきます。
補強工事の事例としては、壁に筋交いや構造用合板を張り耐力壁の量やバランスを整える、柱梁などの構造部材の接合部を金物で補強する、鉄筋コンクリート造の布基礎に替える、シロアリ被害の部材を取り替えるなどがあります。
その住宅の状態に合わせて的確な診断と処置が肝要であり、専門性の高さが要求される工事です。
 


浴室暖房換気乾燥機の設置をお勧めします。その名のとおり、暖房、換気、乾燥の3機能が備わった設備です。さらに、水蒸気が出てサウナ状態になる機能のあるタイプもあります。熱源はガス、電気の両方がありますが、現在の設備環境により適した方を選びます。
住宅の中で、リビング等とお風呂や洗面所など水周りの部屋の温度差は、体に大きな負担となります。それを解消する「温度差のバリアフリー」も、快適な住環境にとっては大きな要ポイントとなります。
 


トイレ、浴室、洗面などの水周りが工事期間中使えるかどうかが、最低限の判断基準です。
水周りが使えない場合は、最低限、使えない期間だけでも仮住まいの必要が出てきます。
水周りが使える場合でも、工事期間中は、音や人の出入りなどが、住んでいる方に大きなストレスとなります。工事の内容、範囲、ご家族の状況などを踏まえ、住みながら行なうか否かは慎重に決定してください。    
また、工事中留守にする場合は、貴重品の管理をしっかりして、家の鍵の受け渡しを現場管理者とスムーズに行ない、トラブルのないようにしましょう。
 
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