いつまでも元気に暮らす
・所在地 東京都 東村山市
・敷地面積 197.63㎡(約59.78坪)
・延床面積 147.98㎡(約44.76坪)
・構造規模 木造2階建
・施工会社 五洋建設工業(株)
いつまでも元気に暮らせるように、プランも室内環境も快適性を追求し、省エネかつ、夏涼しく冬暖かい家を目指した。
夏の日差しを遮るために軒を出し、内部外部ともに断熱、遮熱性能を増すような建材を選んでいる。
一方、天井まである背の高い開口部は光を部屋の奥まで届ける。
冬は日射しだけでも暖かい。ガラスは断熱遮熱タイプのLoEガラスを使用している。
■ 外 観
軒を出して日射しを遮る
夏の日差しを遮り、冬は十分な日射しを確保できるような軒の出にしている。
よく集まる子ども達や孫達のために西側に2台分の駐車スペースを確保している。
南側外観。
家族の記念樹がある南面の庭と塀は既存のまま残した。
■ アプローチ
ゆったりとお客様や家族を迎える
塀と門扉。 奥に木製の玄関ドアが見える。
駐車場からアプローチ全体を見る。
玄関ポーチへの階段には手摺りを設けている。
■ 玄関ホール
木と珪藻土、一歩踏み込むと自然のぬくもりを感じる
玄関ホール。
右手の廊下に面して下足入れと、コート掛けがある。
床材はナラ無垢フローリング、壁・天井は珪藻土仕上げ。
建具はナラ練り付け。できるだけ自然素材を使っている。
■ リビング・ダイニング
家族の思い出の庭と共に
リビング・ダイニング・和室は、家族の記念樹を残した庭がどこからでも見えるように並列に配置。
部屋を仕切らず、南面に大きな開口を取ることで朝から夕方までの日中の光が部屋の隅々まで行きわって明るい。
リビングの天井は屋根の勾配に合わせて斜めに。
ヒバ無垢板を張りあげている。
夜のリビング・ダイニング。
開口部内側には、壁に引き込む木製の内雨戸を設けている。
戸を閉めることでガラス面との間に空気層ができ、より断熱効果が高まる。
■ 和 室
リビングとひと続きの和室
リビングとは引き戸で仕切られる。
通常は続きで使う。 左手奥が寝室。
寝室の襖も開けると家中が繋がる。
正面の吊り押し入れ。
畳に座った時は、目線が低いために実際より広く感じることができる。
■ キッチン
キッチンに立ちながら庭を見る
キッチンはシンク前を解放してセミオープンに。
手元を隠すカウンターの下部を収納に。
ダイニング廻りで使う食器やカトラリーだけでなく、
文具やファイル、薬なども分類して入れてある。
■ 寝 室
寝室からも和室越しに庭を見ることができる。
右手は玄関に続く中廊下。
中廊下右手にトイレと洗面室、左手にキッチンがある。
■ 洗 面 室
寝室と水周りの動線は短く
キッチンから見た洗面室。
洗濯ものを一時的に掛けるハンガーパイプを設置。
寝室からも近く、LDからもキッチンを抜けて行ける。
■ 2 階 各 所
2階各ゲストルームに続く廊下。
手前にあるのはゲスト用の洗面。
右手は室内干し用のインナーバルコニー。(写真右)
花粉や黄砂、天気が安定しない時期には便利。
■ バルコニー
バルコニーも使い勝手よく
庭に出て腰をかけるための縁側バルコニー。
足元の土間部分はタイル貼り。
【 キッチン 】
背面の収納を増やして、手を伸ばして取る吊り戸の代わりに棚を設けている。
【 内雨戸とロールスクリーン 】
断熱性を高めて、空間をスッキリ見せる工夫。
戸袋から内雨戸を引き出し、天井内からロールスクリーンを降ろしたところ。
開口部詳細。
引き込まれた戸袋とロールスクリーン。
ロールスクリーンも天井に隠れたカーテンボックスの中に納まっているので通常は見えない。
【 2 階 納 戸 】
季節物を置いたり、ストックや捨てられないものを一時的に置く。
高齢の方にとって、一度に見渡せる棚収スペースがあるのは安心でもある。
【 バルコニー 】
この作品の詳細が、ブログに書かれています。
どうぞご覧ください。